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なぜ投資の勉強をする必要があるのか

現在なうで学生さん向けの記事です。

現在の日本の年金制度をご存知でしょうか。
つい先日、厚生労働大臣によって日本の年金を運用するGPIFは今後5年間目標を設定しなくてよく、かつ運用ポートフォリオは現行維持となりました。
現在の年間の利益目標は総運用資産に対し3.2%でした。
これは過去の日本国債の利回りに準じるもので、当時はそれなりに達成可能なものでしたが、現在の10年国債が1.3%前後です。こんな世の中において、年金資産の67%が日本国債で運用されているにもかかわらず、その過去の目標は現在においても適用されていました。
明らかにムリですね。残りの資産でどれだけリスクを取ればいいんでしょう。想像もつきません。
で。目標がなくなったわけです。
専門用語ですが、保険には必ず予定利率というものがあります。
どれだけ増えていくかという目安ですので、これがなければ収入が計算できません。
そもそも商品設計が成立しません。
今の公的年金はこういう状況になってしまった、ということです。
仕組みとして目詰まりを起こしてい状態ですね。
いくらの利益でも文句は言われないし、いくらの損失でも問題はありません。だって目標ないですし。
公的年金はもう本格的にアテにできなくなってしまいました。

まだ予防線はあります。
我らを支える民間の企業年金です。
でも、実は企業年金も公的年金同様に利回り目標は過去を引きずっていて到底達成不可能でありながら、それ維持し続けています。
昔と徴収する額も同じなら支払う額も同じだからです。でないと制度維持できなくなりますからね。
しかし、昨今企業は年金問題においてふたつの問題を抱えています。
ひとつは団塊世代の大量・一斉の退職です。
2007年問題といわれていましたが、多くの方々が再雇用や嘱託として働き続けたため問題は緩和、もとい、先送りされ多くの団塊世代の方が65歳を迎える2012年にいよいよ危機が訪れます。
団塊世代の退職金は50兆円にも及ぶといわれています。
彼らが一括でなく年金で受け取るにしても、今まで積み立てによって資産を増やし続けていた企業年金はこの額の資産の取り崩しを余儀なくされることになります。
やべーですね。今後どうやって資産増やしましょうか。今後の退職者にも年金払えるの?大変です

もうひとつは積み重なる赤字です。
達成できない利回りを設定して運用し続けたのですから、当然不足が出ます。
これを親会社がせっせと補填してなんとか制度運用を続けていたんですね。
でも、今回のでちょっとシャレにならない損が出てしまいました。
しかも世界的に株価も金利も下がって今後も利益回収が難しそうです。

となれば今後、企業は予定利率の決まった確定給付年金を辞めざるを得なくなっちゃうでしょう。
\解散だー/
だって利回りの不足分を今後もずっと負担し続けられないですもん。
そもそも実態に合わない予定利率での確定給付年金は、将来の支払いコストと同義であり、今の社会ではレガシーコストとして認識されていて、単なる企業経営の重荷ですし、将来の大量の退職者が控えていて出費が確定してるのも痛手です。
スマートな経営のためには削減が急務です。

じゃあ企業はどうするのかといえば、もう金だけは出すから運用の責任は社員に任せるという流れになっていくはずです。
いわゆる確定拠出年金(DC)、日本版401kの導入が予想されます。
これらは名前の通り、企業や自分が出す金額だけは確定しています。運用成果は完全に自分に帰属します。
その意味で確定拠出です。
それに対して以前より日本にあった年金は確定給付。
企業や社員個人の出資額はともかく、将来いくら退職者に支払うかということだけは決まっていました。
ですから確定給付です。

で、この制度が主流になったとき困るのは運用の知識が全くない人です。
今まではプロが放っておいても運用してくれて、退職後には決まった利率で増えた金額を受け取れたんですから。
必要なかったですよね。
今後は違います。
これからはお金の長期的な視点での殖やし方を知らない人間は満足な年金すら受け取れません。
自分のリタイア後の資金は自分でどうにかするしかないんですからねー
まいった

というわけで若者が投資を勉強する必要がある背景について書いてみました。
お金のことについて考えるのは卑しいことじゃありません。
宝くじ1等当たったんだぜ!などと吹聴するのは好ましくありませんが、リタイア後のお金について話し合うことは健全なことです。
決して運用成果の良し悪しを他人に求めてはいけませんが、参考にすることは出来ます。

もう就職しちゃってる人は若干手遅れ気味ですが、まだ学生さんは間に合います。
もっとお金に関心を持ちましょう。
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